DIY日記

IKEAの造花を使って植木をつくる

先日IKEAで仕入れたのがこちら。


こちら、生花の代わりに造花を部屋に飾ろう、という意図で購入したのではありません。
この造花を見ているうちに、「この造花をカットして使えば、リカちゃんハウスのベランダや庭(将来的に作ったら)に緑を添えられる」と思ったから。

最近、モノを見る視点が「リカちゃんハウスに使えるかどうか」になってきています。子供のために一肌脱いだはずが、ほんと、自分の趣味になってしまいました・・・。

これだけ沢山の枝があれば、かなりの数の植木が出来上がりそうですが、失敗するといけないので、まずは1本の枝を使ってベランダに置く鉢植えから。


造花の根元はこんな感じになっています。このうちの1本の枝を根元からカットします。

これ、てっきりビニールで出来ていると思っていたので、ハサミでチョキっとカットしようとしたところ、非常に固く全然切れる気配なし。
よく見ると、枝の中に針金が走っていました。

仕方ないので道具をニッパーに持ち替えてカットしようとするも、ニッパーでも切れないほどの固さ。
場所が場所だけに、ラジオペンチの根元の針金切りも届かない。

どうせゆくゆく分解するんだから、少々破れてもいいやと思い、狙った枝をおもいっきり引き抜くと、幸いにも土の中に隠れていた針金がスポッと抜けたので一件落着。


一汗かいて、ようやく1本の枝を取り出すことができました。

次に取りかかったのが鉢植えの土づくり。枝が倒れないようにしないといけないので、普通の土や砂を使うことはできません。ということで、前日に仕入れておいた紙粘土を準備。

この紙粘土に茶色の絵の具を混ぜて、土のような見た目にして固めようと思ったところ、ここも予想外に手を取られました。

紙粘土に茶色い絵の具を混ぜても、なかなか均一に混じってくれません。絵の具を混ぜた直後は上手く行ったかな、と思うものの、混ぜれば混ぜるほど白いところが次から次へと姿を表し、どれだけ頑張っても白と茶色の斑模様になってしまいます。


写真では、茶色くなったように見えますが、これは表面だけです。こねればこれるほど、白い斑が増えていきます。

絵の具を半分以上使ったところで、「もうこれ以上頑張るのは無理・・・」と断念し、最後に表面に茶色い絵の具を塗る事に。ほんと、最初から表面だけ茶色を塗ればよかったと後悔。紙粘土に絵の具を混ぜて色付けをしようと思っていらっしゃる方がいたら、絵の具と時間は、予想よりも沢山かかってしまうかもしれないので注意が必要です。


先ほど悪戦苦闘した、絵の具を混ぜた紙粘土をキャンドルグラスの中に押し込みます。写真で光沢というか、光が反射しているように見えるところ所々ありますが、これは粘土の白いところが出てきてしまったところです。


紙粘土の中央にカットした枝を差し込んだら完成。


キャンドルグラスが浅かったこともあり多少不安定感があるのと、紙粘土が乾いたとしても、造花部分と紙粘土はくっつかず、簡単に枝が抜けてしまいそうな気もします。
ということで、一旦乾かして、枝をひっぱってみて、スポッと抜けてしまうようであればボンドで接着する予定。


形になったので、早速リカちゃんハウスに設置してみました。
今回設置してみたのはテラス部分。


レン君を隣に添えて高さを比較してみるとこんな感じ。
もうちょっとだけ木の高さがあってもよかったかもしれません。

IKEAで購入した造花、まだ枝を1本カットしただけなので、見た目には買ってきた状態と全然変わりません。
しばらくは自宅の部屋の中を彩る造花として活躍してもらい、しばらくしたら、庭の花壇の木として植栽していこうと思います。